チャート分析_インベスコ

インベスコ

インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)の基準価額と分配金込み価額の推移を示しています。以下のポイントに注目して分析します。

  1. 長期的なトレンド:

    • チャート全体を見ると、基準価額(青線)は2000年代初頭から2020年代にかけて幾度かの大きな波を描きながら推移しています。特に2008年のリーマンショック時に大幅な下落が見られ、その後の回復も2013年ごろまで緩やかです。
    • 2016年から2018年にかけて再び上昇していますが、その後は2020年にかけて再び下落しています。
  2. 分配金込み価額:

    • 分配金込み価額(赤線)は基準価額に分配金を加えた値を示しており、長期的には基準価額よりも高い傾向にあります。これは分配金が投資家に対して利益として還元されるためです。
    • リーマンショックやコロナショックのような大きな市場変動時には、分配金込み価額も大きく変動していますが、回復時には基準価額よりも早く回復していることが見て取れます。
  3. 短期的な変動:

    • 短期的には、2021年以降に基準価額がやや回復の兆しを見せています。これは、世界経済の回復や株式市場の上昇に伴うものでしょう。
  4. リスクとリターン:

    • このファンドの基準価額の変動は大きく、リスクが高い投資商品であることが示唆されています。長期的に見ると、分配金込み価額が示すようにリターンも存在しますが、短期的には大きな価格変動に注意が必要です。
  5. 資産の純資産:

    • グラフの下部には純資産の推移が示されており、2000年代初頭から徐々に増加し、2024年にかけて約1,300億円に達しています。これは、ファンドの運用資産が増加していることを示しています。